数ある温泉の中からNo.1を選ぶ作業は簡単なことではありません。泉質、ロケーション、湯量など、何を基準に1番を決めるのか悩ましいところです。もし仮に温泉好きの人に「日本で一番の温泉は何温泉だと思いますか?」という質問を投げかけたとしても、一人一人違う答えが返ってくるのは当然です。それはさておき、今回は「温泉番付」の結果を見てみることにしましょう。

温泉番付

温泉番付は、相撲の番付表に見立てて温泉地を評価したものです。歴史は古く、その歴史は江戸時代に遡ります。江戸時代の温泉番付の選定の基準は温泉の効能になります。現在ではBIGLOBEがインターネット上で投票を呼びかけ、温泉番付を作成しています。

それでは、江戸時代と現代の温泉の横綱を比較してみましょう。

江戸時代

[東の横綱]草津温泉 [西の横綱]有馬温泉

2018年

[東の横綱]草津温泉 [西の横綱]別府温泉

不動の人気!草津温泉

100年前も今もなお横綱という不動の地位を確立した草津温泉。

草津温泉は群馬県吾妻郡にある温泉です。

ヤマトタケルが開湯したなどという伝説も残っていますが、戦国時代以前の記録が残っていないため、真相はよく分かっていません。少なくとも戦国時代にはすでに人々に利用されていたということは紛れもない事実であり、歴史のある温泉地です。

湯量も豊富で、泉質は酸性泉、硫黄泉となります。草津温泉の酸性度は高く、皮膚病や糖尿病、神経痛などに効果が期待できると言われています。

源泉の温度が高いため、昔は「湯もみ」をしていました。「湯もみ」は草津節などを歌いながら長い板でお湯をかき混ぜ、お湯の温度を下げる行為を指します。今日ではラジエーターなどを使用して温度を下げていますが、ショーとして「湯もみ」を見学することが可能です。